GTX1080とi7-6700Kのダブル水冷で30度も低い!スカイリムSE等ベンチマーク!G-Tune NEXTGEAR i650PA7-SP3-DL レビュー
マウスコンピュータのゲーミングPC『G-Tune』の『NEXTGEAR i650PA7-SP3-DL』のレビューです。VRやPCゲームを実際に動作確認したり、ベンチマークや比較・レビューしました。
NEXTGEAR i650PA7-SP3-DL は、ダブル水冷、つまりCPUとGPUの両方とも水冷クーラーを搭載したパソコンです!
PCスペックは、CPUにインテル Core i7-6700K、GPUにGeForce GTX 1080(8GB)、メモリ 16GB、さらにSSD 240 GBとHDD 2TB搭載!
お値段は 204,800円からで、トップクラスのPCを水冷した割にかなり安いです!
(価格やスペック、各PCゲームのベンチマーク・動作確認等は2016年10月29日現在のものであり、製品仕様・販売価格は変更となる場合があります。また、価格表記は税抜きであり、レビュー機はレンタルしたものです。)
ダブル水冷(グラボとCPU)のメリット
上の丸いのがCPUで、下がグラフィックボードです。両方共に冷却液が充填されたチューブが挿してあります。
あくまで今回の貸出機に関してはですが、この水冷グラボは 11万円以上する MSI GTX 1080 SEA HAWK X のOEMで、他のPCでよく搭載されてる GTX 1080 FOUNDERS EDITION よりもコアクロックが高く高性能です。
水冷部分のメンテナンスは必要なく、通常の空冷と違いホコリが入ることもないため、結果としてPC寿命も延びるメリットがあります。
代わりに、CPUやグラフィックボードの交換を自分で行うのが面倒になりますが、i7-6700K+GTX 1080は超ハイスペックなので、これ以上スペック向上する必要はありません。
ケースの詳細については、GTX 1060搭載 NEXTGEAR i650SA6 レビューを参考にしてください。防塵フィルター付きケースなので、ホコリ対策が万全となっています。
水冷でグラボの温度が30度も低い!
水冷の効果を調べるべくGPUの温度を計測しました。上記は3Dmarkベンチマークのストレステスト時の温度グラフです。室内は24度です。
なんと、水冷だと最大でも51度です!空冷FANのGTX 1080の温度は80度前後なので、最大30度も違いが有ります。
熱はゲーミングPCにとって大敵ですが、冷却性能が高ければPC寿命も延びるため、PCを買い換えずに長く使えるメリットも大きいです。
また、GPUには「GeForce Boost」という温度に余裕があるとクロックを上げる機能があるので、水冷にするとよりハイスペックになります。
ちなみに、水冷化してない同スペックPCと価格差は2.5万ほどですが、ダブル水冷は自作ユーザーでも難しいので、上記のメリットを考えればむしろ安いです。
水冷の静音性
静音性を調べました。室内は32.0dBAです。
PCから50cmの位置に騒音計を置いた場合、低負荷時38.8dBA、高負荷時は40.9dBAです。
ダブル水冷のせいか、ほぼ同スペックで同ケースの空冷より2dBAほど大きいですが、ゲーム中なら気にならないレベルです。
PCからの距離 | 低負荷時 | 高負荷時 |
---|---|---|
50 cm | 38.8 dBA | 40.9 dBA |
70 cm | 37.3 dBA | 38.3 dBA |
PCゲーム・VRの動作確認・ベンチマーク
3DMark 全世界で上位5%!
3DMark Fire Strikeでは、なんと全体の95%より上!
つまり全世界のゲーミングPCの中で上位5%の超ハイスペックです!
Fire Strike 1.1 | 17112 |
---|---|
Time Spy 1.0 | 6583 |
スカイリム スペシャル・エディション
流石GTX 1080だけあって、Skyrim Special Edition の4Kでも50fps以上、WQHDでは90fps以上、FHDなら165 fpsでヌルヌル快適です!
スカイリム SE
設定 | 最小 | 平均 | 最大 |
---|---|---|---|
ウルトラ / 1920x1080 |
129 fps | 165.31 fps | 231 fps |
ウルトラ / 2560×1440 |
87 fps | 97.17 fps | 105 |
ウルトラ / 3840×2160 |
46 fps | 51.73 fps | 57 fps |
無印
設定 | 最小 | 平均 | 最大 |
---|---|---|---|
ウルトラ / 3840×2160 / 高解像度MOD |
89 fps | 101.53 fps | 116 fps |
PC版BF1 (バトルフィールド1)
バトルフィールド1(BF1) 解像度1920x1080 の フレームレートです。最高画質であるウルトラでも平均156 fps!ゲーミングモニターもフルに活かせます!
設定 | 最小fps | 平均fps | 最大fps |
---|---|---|---|
低 | 198 fps | 199.97 fps | 201 fps |
中 | 170 fps | 191.63 fps | 201 fps |
ウルトラ | 138 fps | 156.67 fps | 173 fps |
PC版オーバーウォッチ
オーバーウォッチ PC版は解像度1920x1080のエピック画質でも120fps以上、高画質でもゲーミングモニターを完全に活かせます!
設定 | 最小fps | 平均fps | 最大fps |
---|---|---|---|
低画質 | 299 fps | 300.03 fps | 302 fps |
高 | 158 fps | 184.60 fps | 249 fps |
エピック | 103 fps | 121.27 fps | 158 fps |
Civ6 (シヴィライゼーション6)
シヴィライゼーション6のベンチマークです。解像度1920x1080でグラフィック設定(パフォーマンスインパクトとメモリ)を最高画質「ウルトラ」でも平均77fps!
設定 | 平均フレーム時間 | 平均fps |
---|---|---|
ウルトラ | 12.848 ms | 77.83 fps |
ToS (ツリーオブセイヴァー)
ToSを解像度1280x768、垂直同期をオフでベンチマークしました。グラフィック設定最高でも快適です。
最小fps | 平均fps | 最大fps | |
---|---|---|---|
最高画質 | 117 fps | 126.05 fps | 144 fps |
最高画質 / 混雑3 | 50 fps | 60.40 fps | 68 fps |
PC版FF14
蒼天のイシュガルド
設定 | スコア |
---|---|
最高品質 / 1920×1080 /DirectX 11 |
19457 (非常に快適) |
最高品質 / 2560×1440 / DirectX 11 |
13865 (非常に快適) |
最高品質 / 3840×2160 / DirectX 11 |
6990 (とても快適) |
新生エオルゼア
設定 | スコア |
---|---|
最高品質 / 1920×1080 |
23285 (非常に快適) |
最高品質 / 2560×1440 |
17116 (非常に快適) |
最高品質 / 3840×2160 |
9183 (非常に快適) |
PC版ドラクエ10
最高品質 4K解像度でもすごく快適【はぐれメタル級】です!
スコア | |
---|---|
最高品質 / 1920×1080 |
21092 (すごく快適) |
最高品質 / 3840×2160 |
19398 (すごく快適) |
PSO2
PSO2エピソード4 最高グラフィック設定6でも、快適な動作が見込める【5001】を大幅に上回っています!
スコア | |
---|---|
エピソード4 / 最高品質 /1920×1080 / 設定6 |
74876 (快適) |
フォールアウト4
4K解像度のウルトラでも60fps以上!2560×1440では100fps以上なので、MOD導入しまくりでも余裕!
設定 / 解像度 | 最小 | 平均 | 最大 |
---|---|---|---|
ウルトラ設定 / 1920×1080 |
91 fps | 122.33 fps | 160 fps |
ウルトラ設定 / 2560×1440 |
76 fps | 108.97 fps | 144 fps |
ウルトラ設定 / 3840×2160 |
42 fps | 61.43 fps | 77 fps |
PC版マインクラフト
12 chunk, 32 chunkともにかなり高いfpsなので、高画質MODを入れても快適に動作します!
設定 | 最小 | 平均 | 最大 |
---|---|---|---|
12 chunk | 339 fps | 519.20 fps | 643 fps |
32 chunk | 109 fps | 194.45 fps | 388 fps |
SteamVR
平均忠実度は最高値の11!90 fps 以下のフレームは勿論一つもないため、VR酔い対策は万全です!
平均忠実度 | 11 / 11 (非常に高い) |
---|---|
テストされたフレーム | 15633 |
90 fps 以下のフレーム | 0 (0%) |
CPU バウンドフレーム | 0 (0%) |
HTC Vive (theBlu)
HTC Vive用VRゲームの中で比較てき重いtheBluで、クラゲの大群が出ても最小88fps!
最小 | 平均 | 最大 |
---|---|---|
88 fps | 89.53 fps | 91 fps |
VR カノジョ 体験版
VR カノジョ 体験版のベンチマークでは、最高設定のハイクオリティでも 89 fps!動作快適度も最高の星3です!
設定 | スコア | fps | 動作快適度 |
---|---|---|---|
ノーマル | 500891 | 89 fps | ★★★:快適(推奨) |
クオリティ | 500083 | 89 fps | ★★★:快適(推奨) |
ハイクオリティ | 488189 | 89 fps | ★★★:快適(推奨) |
スペック
CPU | インテル® Core™ i7-6700K プロセッサー (4コア/4.00GHz/TB時最大4.20GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応) |
---|---|
CPU FAN | 水冷CPUクーラー |
グラフィック | 【水冷GPUクーラー搭載】 GeForce® GTX 1080(8GB) |
メモリ | 16GB PC4-17000 (8GB×2/デュアルチャネル) |
SSD | 240GB Serial ATAIII |
HDD | 2TB SerialATAIII 7200rpm |
チップセット | インテル® Z170 Express |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
カードリーダー | マルチカードリーダー |
電源 | 700W 【80PLUS® BRONZE】 |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
マザーボードのチップセットがZ170 Expressなので拡張性が高いです。SATA SSDより5倍早いM.2 SSD搭載できますし、CPUのi7-6700Kをオーバークロック(OC)してさらに性能を引き出せます。
なので、将来どんなハイスペック グラボが登場しても、OCすればCPUが足を引っ張ることは無いです。ただし保証外なので、保証期間後にスペックが物足りなくなった時にしましょう。
とはいえ、i7-6700KはOCしなくてもi7-6700より10%性能が高いので、スペックが物足りなくなるということは、まず無いと思いますが。
また、電源が大容量 700Wなので、これもグラボ交換時に推奨電源容量が気になりませんし、経年劣化で電源容量が減ったとしても元が大容量なので、安心して長く使えます。
まとめ
NEXTGEAR i650PA7-SP3-DL は、世界上位5%のゲーミングPCをダブル水冷にした豪華なPCです。
水冷化の効果は大きく、通常のGTX 1080よりも最大30度も低いのは驚きです!ホコリ対策にもなりますし、PC寿命はかなり長くなります。
価格は通常より2.5万円ほど高くなりますが、PC寿命が伸びることで買い換え頻度が減るため、結果として安い買い物になります。
価格やスペックは、2016年10月29日現在のものなので、時期により変わる場合があり、さらに安くなってることもあります。PC購入の際は、自分好みにカスタマイズ可能ですし、ぜひ下記リンク先から実際に確認してみてください!