G-Tune最高峰 MASTERPIECE i1620PA1-SP レビュー!GTX1080を超えるTITAN Xとi7-7700K搭載の評価!
NVIDIA TITAN Xを搭載した、マウスコンピュータ『G-Tune』の『MASTERPIECE i1620PA1-SP』評価 レビューです。
TITAN X は現行最高クラスのGPUです。3ヶ月前も同社のTitan X搭載PCをレビューしましたが、非常にハイスペックな性能でした。
今回は最新の第7世代インテルCPU Core i7-7700Kを搭載しているため、スペックがさらに向上されています。また、G-TuneのフラッグシップモデルであるMASTERPIECEなので、PCケースも見た目から全然違います。
CPU | i7-7700K | SSD | 480 GB |
---|---|---|---|
GPU | TITAN X | HDD | 3 TB |
メモリ | 32 GB | 電源 | 700 W |
TITAN Xは18万円以上するので非常に高価です。なのでPCのお値段も 349,800円 からですが、4K解像度やVRなど最新のPCゲームを最高グラフィックで楽しみたいなら是非といえます!
(価格やスペック、各PCゲームのベンチマーク・動作確認等は2017年2月21日現在のものであり、製品仕様・販売価格は変更となる場合があります。また、価格表記は税抜きであり、レビュー機はレンタルしたものです。)
目次
MASTERPIECEのPCケース
MASTERPIECE i1620PA1-SPは、NEXTGEARシリーズと違ってMASTERPIECEシリーズのオリジナルケースを採用しています。
前面はガラスとアルミのハイブリッドです。黒い部分がガラスで熱処理で耐圧強度を高めたダーククロム強化ガラス。赤い部分がヘアライン処理アルミパネルで、精悍で高級感があるデザインですね。
下部にある光学ドライブはスロットインタイプなので、ディスクが入れやすいです。
背面は接続端子類が充実しており、大きな排気口もあります。
底面は吸気口がありますが、フィルターがPCの天敵であるホコリを防いでいます。このフィルターは取り外し可能なので、たまに掃除すればPCの故障率を下げてくれると思います。
側面は特徴的なデザインの通気孔があります。左側面はスモーク加工した強化ガラスに変更も可能です。
内部はNEXTGEARに比べてスッキリして無駄がなく、空気が通りやすく冷却性を高めています。エアフローは底面や側面から吸気し、背面ファンから排気しています。
ケーブルの一部は裏配線されています。フラッグシップモデルだけあって、自作PC並のコダワリが感じられます。
右側面には裏面配線されたケーブルとHDD等があるのは、BTOのPCでは珍しいですね。
ベンチマーク
2016年11月28日にベンチマークした同社のTITAN X搭載PC『NEXTGEAR i650PA7-SP5』と比較してみると面白いかもしれません。
3DMark 全世界上位2%の性能!
MASTERPIECE i1620PA1-SP、Fire Strikeで全体の98%より上の『20713』!つまり世界中のゲーミングPCの中で上位2%という驚異的なスコアです!
また、同じTITAN X搭載でCPUがi7-6700KのNEXTGEAR i650PA7-SP5は『19739』ですが、それより『974』も改善されています。
また、VRのベンチマークであるVRMARK ORANGE ROOMでは、PCVR推奨スペックPCの2倍以上のスコアです!
Fire Strike 1.1 | 20713 | 98% |
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VRMARK ORANGE | 11153 | 97% |
Time Spy 1.0 | 8337 | 93% |
上は TITAN X の温度等で最大84度になりました。TITAN XはGTX 1080を超える性能ですが、GTX 1080 に比較し3~4度高い程度しか発熱していません。
SteamVR
SteamVRでも最高値の11!90 fps 以下のフレームは勿論一つもないため、VR酔い対策は万全です!
平均忠実度 | 11 / 11 (非常に高い) |
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テストされたフレーム | 19654 |
90 fps 以下のフレーム | 0 (0%) |
CPU バウンドフレーム | 0 (0%) |
VR カノジョ 体験版
VR カノジョ 体験版のベンチマークでは、最高設定のハイクオリティでも 89 fps!動作快適度も最高の星3です!
設定 | スコア | fps | 動作快適度 |
---|---|---|---|
ノーマル | 500936 | 89 fps | ★★★:快適(推奨) |
クオリティ | 500863 | 89 fps | ★★★:快適(推奨) |
ハイクオリティ | 500877 | 89 fps | ★★★:快適(推奨) |
theBlu (HTC Vive)
HTC Vive用VRゲームの中で比較てき重いtheBluで、クラゲの大群が出てもほぼ90fps張り付きです!
最小 | 平均 | 最大 |
---|---|---|
89 fps | 89.43 fps | 90 fps |
スカイリム スペシャル・エディション
Skyrim Special Edition ウルトラ画質は、WQHDで140fps、4Kでも60fps以上の71fps、ヌルヌル快適です!
解像度 | 最小 | 平均 | 最大 |
---|---|---|---|
1920x1080 | 120 fps | 195.55 fps | 277 fps |
2560×1440 | 121 fps | 143.50 fps | 188 fps |
3840×2160 | 63 fps | 71.33 fps | 77 fps |
BF1 (バトルフィールド1)
バトルフィールド1(BF1) 解像度1920x1080 の フレームレートです。最高画質であるウルトラでも150 fps以上!ゲーミングモニターも活かせます!
設定 | 最小fps | 平均fps | 最大fps |
---|---|---|---|
低 | 198 fps | 199.88 fps | 201 fps |
中 | 191 fps | 199.17 fps | 201 fps |
ウルトラ | 152 fps | 169.31 fps | 185 fps |
オーバーウォッチ
オーバーウォッチ PC版は解像度1920x1080の高画質でも245fps、エピックでも159fpsなので、最高画質でもゲーミングモニターを活かせます!
設定 | 最小fps | 平均fps | 最大fps |
---|---|---|---|
低画質 | 299 fps | 300.30 fps | 301 fps |
高 | 210 fps | 245.43 fps | 301 fps |
エピック | 143 fps | 159.47 fps | 196 fps |
Civ6 (シヴィライゼーション6)
シヴィライゼーション6のベンチマークです。4K解像度でグラフィック設定が最高画質「ウルトラ」でも70fps以上!
平均ターン時間も20秒なので、待ち時間も短いです!
設定 | 平均フレーム時間 | 平均fps | 平均ターン時間 |
---|---|---|---|
1920x1080 | 14.230 ms | 70.27 fps | 20.84 |
2560x1440 | 13.877 ms | 72.06 fps | 20.84 |
3840×2160 | 13.890 ms | 71.99 fps | 20.79 |
フォールアウト4
ウルトラ画質でもFHDとWQHDは平均130fpsで余裕!4Kでも平均80fpsなので快適です!
設定 | 最小fps | 平均fps | 最大fps |
---|---|---|---|
1920x1080 | 110 fps | 138.93 fps | 178 fps |
2560x1440 | 105 fps | 134.13 fps | 178 fps |
3840x2160 | 57 fps | 82.37 fps | 102 fps |
マインクラフト PC
設定 | 最小 | 平均 | 最大 |
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12 chunk | 357 fps | 614.03 fps | 911 fps |
32 chunk | 121 fps | 212.63 fps | 408 fps |
FF14
蒼天のイシュガルド
設定 | スコア |
---|---|
最高品質 / 1920×1080 /DirectX 11 | 21334 (非常に快適) |
最高品質 / 2560×1440 / DirectX 11 | 17613 (非常に快適) |
最高品質 / 3840×2160 / DirectX 11 | 9077 (非常に快適) |
新生エオルゼア
設定 | スコア |
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最高品質 / 1920×1080 /DirectX 11 | 25167 (非常に快適) |
最高品質 / 2560×1440 / DirectX 11 | 21898 (非常に快適) |
最高品質 / 3840×2160 / DirectX 11 | 12579 (非常に快適) |
ドラクエ10
設定 | スコア |
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最高品質 / 1920×1080 | 21679 (非常に快適) |
最高品質 / 3840×2160 | 20741 (非常に快適) |
PSO2
設定 | スコア |
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エピソード4 / 最高品質 /1920×1080 / 設定6 | 76541 (非常に快適) |
静音性
静音性を調べました。室内は 31.2 dBAです。
低負荷時 36.4 dBA、高負荷時 39.1 dBAです。超ハイスペックPCなだけあり、高負荷にはそれなりの音がなりますが、BGMが鳴るゲーム中なら気にならないレベルです。
ケースが違うためか、前回レビューしたTITAN X搭載PC『NEXTGEAR i650PA7-SP5』より静音性が改善され、特に低負荷時では顕著です。
PCからの距離 | 低負荷時 | 高負荷時 |
---|---|---|
50 cm | 36.4 dBA | 39.1 dBA |
70 cm | 35.2 dBA | 38.5 dBA |
スペック
CPU | インテル® Core™ i7-7700K プロセッサー (4コア/4.20GHz/TB時最大4.50GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応) |
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グラフィック | NVIDIA TITAN X(12GB) |
メモリ | 32GB PC4-19200 (8GB×4/デュアルチャネル) |
SSD | 480GB Serial ATAIII |
HDD | 3TB SerialATAIII 7200rpm |
チップセット | インテル® Z270 チップセット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
カードリーダー | SDカードリーダー |
電源 | 700W 【80PLUS® BRONZE】 |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
マザーボードのチップセットが最新のZ270なので拡張性が高いです。CPUのi7-7700Kをオーバークロック(OC)してさらに性能を引き出せるので、将来的にスペック不足を感じたとしても買い換えずに性能アップができます。
電源は大容量 700Wなので、TITAN Xの消費電力250Wに比較して、かなり余裕があります。今後、経年劣化で電源容量が減ったとしてももとが大容量なので安心です。
また、メモリ、SSD、HDDともに大容量なので、MODを大量導入する時に非常に役に立ちます。グラボ以外も高レベルであり、まさにモンスタークラスのゲーミングPCといえます。
まとめ
MASTERPIECE i1620PA1-SP 評価は、Fire Strike ベンチマークで世界上位2%でした!最高クラスのGPUであるTITAN Xと、最新のi7-7700Kを搭載しているだけあります!
お値段は 349,800円 からですが、メモリやSSD、HDDも大容量で、ケースもひと味違うデザインで防塵フィルターがあったり裏配線もしていたりと、スペック全体で価格以上の性能があります。そのため、中途半端なスペックのPCを頻繁に買い換えるよりは、モンスタークラスのPCを買って長く使った方が安いという考え方もあります。
GTX 1080ではスペック不足な4K解像度やVRを最高グラフィックで快適に遊びたいゲームがある方におすすめです!
価格やスペックは、2017年2月21日現在のものなので、時期により変わる場合があり、さらに安くなってることも!PC購入の際は、自分好みにカスタマイズ可能ですし、ぜひ下記リンク先から実際に確認してみてください!
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